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京都大学でMatlantisを活用した材料設計の体験イベントを実施

福井謙一記念研究センター主催の「2024年度 産業応用のための基礎化学講座」※1にて、MatlantisTMを用いた講義および実習がENEOS株式会社と京都大学の福井謙一記念研究センターの共同で実施されました。本イベントには、オンラインとオフラインで約30名の学生と企業研究者が参加しました。

講義では、原子や分子の振る舞いを効率的に解析する最新のシミュレーション技術、具体的には機械学習を用いた「AI力場」として、Matlantisが紹介されました。AI力場を用いることで、従来法よりも超高速に、かつ高度な専門知識無しにシミュレーションをはじめることができ、革新的な材料設計につながることが解説されました。

続いて、Matlantisを利用したグループワーク「最強の脱臭剤を作ろう!」と題した実習が行われました。参加者は知見と直感を駆使して、アンモニア分子を容易に捕捉する理想的な分子の設計に挑戦し、競い合いました。シミュレーション上で完成させた脱臭剤をグループ毎に披露しました。

私たちPFCCも、Matlantisを通じて産学のさらなる活性化を目指し、次世代を担う革新的な研究開発を支援していきたいと考えています。本講座で得られた新たな知見や生まれたネットワークが、参加者の皆さまの未来の成果につながることを心より願っております。

今後ともMatlantisを活用した多様な取り組みを通じて、産業界の活性化や科学技術のさらなる進展に貢献してまいります。

関連サイト※1 2024年度 産業応用のための基礎化学講座