開催予定
学会・講演会
東京科学大学 大岡山キャンパス&オンライン2026.3.15-18
第73回応用物理学会春季学術講演会にて発表
2026年3月15日(日)〜18日(水)に開催される第73回応用物理学会春季学術講演会におきまして、Matlantis株式会社より5件の発表を行います。
本講演会は、物理・材料・デバイス・プロセス・インフォマティクスなど幅広い分野の研究者が集う国内最大級の学術大会です。
今回の弊社発表は、相図、電池材料、半導体プロセス、酵素反応と、それぞれ異なるセッションに跨っております。汎用機械学習ポテンシャル(Matlantis PFP)が、物理・材料分野に加え、生体分子系に対しても適用可能であることを示す事例としてご覧いただければ幸いです。
応用物理学会のプログラムよりMatlantisからの発表を抜粋してご紹介いたします。
【弊社発表一覧】
■ 汎用機械学習ポテンシャルを使用した三元系温度相図シミュレーション
日時:2026年3月16日(月)11:00〜11:15
会場:西8号館 W8E_308
発表者:小鷹 浩毅(Matlantis株式会社)
汎用機械学習ポテンシャルPFPを用いて熱・配置エントロピーを考慮したIn-Ga-AsとIn-Ga-Sbの三元系温度相図の構築および固溶相の熱的安定性の評価を行った。低温で相分離安定から、温度上昇に伴いIn(1-x)Ga(x)As固溶相が凸包上に現れる様子を確認できた。本手法と融点などの実験情報と組み合わせることで望みの組成比を持つ高品質な混晶半導体の設計指針を得られると期待する。
■ 汎用機械学習力場を用いたALD precursorの吸着自由エネルギー計算に基づく蒸気圧予測モデルの検討
日時:2026年3月15日(日)17:15〜17:30
会場:70A_101(70周年記念講堂)
発表者:浅野 裕介(Matlantis株式会社)
ALD precursorの蒸気圧予測に向け、汎用機械学習力場(PFP)を用いた吸着自由エネルギー計算を行った。様々な表面に対する吸着データを平面近似し、得られた熱力学係数とAntoineパラメータ(特に蒸発潜熱項B)との間に強い相関を見出した。本手法を用いた回帰モデルはCo precursor等の実験値を再現した。吸着挙動からバルク物性を予測する新たなスクリーニング手法として有用である。
■ 汎用機械学習力場を用いた酵素反応機構と自由エネルギー解析
日時:2026年3月15日(日)14:40〜14:55
会場:西講義棟1 WL1_301
発表者:山内 仁喬(Matlantis株式会社)
従来の第一原理計算では取り扱いが困難な溶媒を含むPET分解酵素PETaseの全原子系に対し、汎用機械学習力場を用いて、アシル化・脱アシル化の自由エネルギープロファイルを計算した。解析の結果、両過程は四面体中間体を経由する2段階反応であることが判明し、変異体解析でも実験的な知見と整合する結果を得られた。本研究により、汎用機械学習力場が複雑な酵素反応の解析において強力なツールとなり得ることが示された。
■ 汎用機械学習力場を用いたLiイオン電池正極材料の構造安定性および不可逆変化の解析
日時:2026年3月18日(水)15:30〜15:45
会場:南2号館 S2_204
発表者:松本 皓太、平井 貴裕(Matlantis株式会社)
汎用機械学習力場PFPおよびGRRM20 with Matlantisを用い、Li1-xCoO₂ (x = 0, 0.5)における構造変化を網羅的に探索した。その結果、充電状態(x=0.5)では極めて低い活性化障壁で六方晶から単斜晶へ相転移することを見出し、実験的知見と整合する結果を得た。またCoイオンがLi層へ移動する不可逆な構造変化の反応経路特定にも成功した。本手法による解析の有効性を示し、他材料への適用結果も報告する。
さらにMatlantisの代表取締役の岡野原大輔も講演いたします。
■ 【一般公開】就活生必見! 理科学の知と技術者の挑戦 ~ AI×半導体の新世界 ~
半導体の進化が生み出す知能
日時:2026年3月16日(月)13:35〜14:35
会場:西講義棟1 WL1_401
講演者:岡野原 大輔(株式会社Preferred Networks / Matlantis株式会社)
当日、会場で皆様と議論させていただけることを楽しみにしております。
公開日:2026.02.13